毎年11月、静岡県富士宮市で盛大に開催される「富士宮まつり」は、富士山本宮浅間大社の秋季例大祭に合わせて行われる、富士宮市最大級の伝統イベントです。
20の町内がそれぞれ山車(だし)や屋台を繰り出し、富士宮囃子の音に包まれる3日間は、まさに市民総出のお祭り騒ぎ!
この記事では、2025年の開催日程・見どころ・屋台グルメ・アクセス・駐車場・混雑状況・歴史背景まで、初めての方でも楽しめるよう丁寧にご紹介します。
富士宮まつり2025の開催概要
富士宮まつり2025の開催概要は以下のとおりです。
- 開催日程:2025年11月3日(月・祝)〜11月5日(水)
- 時間:おおむね各日9:00〜21:00
- 会場:富士山本宮浅間大社および市街中心部
- 所在地:静岡県富士宮市宮町1-1
- アクセス:JR身延線「富士宮駅」から徒歩約10分
- 入場料:無料
- 交通規制:期間中、浅間大社周辺は車両通行止め
- 主催:富士宮まつり実行委員会
- 公式サイト:富士宮まつり
富士宮まつり2025の見どころ
富士宮まつりの最大の魅力は、各町内から出される山車と屋台による「競り合い」。
この競り合いは「喧嘩囃子」とも呼ばれる勇壮なお囃子の演奏で、見ている者の心を揺さぶる迫力があります。
- 11月3日(月・祝)|宮まいり&宵宮
- 午前:浅間大社境内で祭典(お囃子奉納)
- 夕方〜夜:市街地にて宵宮(夜の引き回し・競り合い)
- 11月4日(火)|本宮(クライマックス)
- 午後4時〜:浅間大社前に全20台の山車・屋台が集結
- 一斉御囃子・共同踊り・複数回の競り合いを披露
- 11月5日(水)|後日祭
- 各町内での締めの引き廻しと競り合い
夜には提灯が灯され、幻想的な光景の中で山車が巡行する様子も必見です。
富士宮まつり、夜の山車引き回しと競り合いの風景です! pic.twitter.com/Im7taOAXiO
— Taitan (@taitan21) November 4, 2024
富士宮まつりも3日目の最終日を迎えました
— 富士宮市観光協会[公式]富士山 (@fujinomiya_kan) November 5, 2024
今日は海外の方も多く、踊りに参加されたりしてのんびりした空気です☺️五穀豊穣・国家安寧の願いを富士山が見守っています…
\\ #富士宮まつり -秋宮- 11/3•4•5 //
富士山本宮浅間大社秋の例大祭⛩️🗻https://t.co/Vl6mBOK3gD pic.twitter.com/zLLyYP85IN
富士宮まつり2025の屋台出店情報
例年、浅間大社の境内およびその周辺道路には、多数の屋台が立ち並び、訪れる人々を楽しませてくれます。
- 出店場所:浅間大社境内および宮町通り周辺
- 主な屋台グルメ:
- 富士宮やきそば(ご当地B級グルメの王者)
- しぐれ焼き(お好み焼き×うどんのローカルミックス)
- たこ焼き、フルーツ飴、じゃがバター、チーズハットグなど定番メニュー
特に「富士宮やきそば」は、肉かすと魚粉が特徴的で、訪れたら必食の逸品。
屋台以外にも、駅周辺や中心街には専門店も多く立ち並んでいます。
11月3〜5日は富士宮まつり秋宮!
— 富士宮市地域おこし協力隊 (@fujinomiya_TOK) November 4, 2024
2日は強い雨が振りましたが無事開催してくれました🙌
あっこっちで祭囃子が聞こえて賑やかです😁
今日の日中はまつりのにぎわいもあってか暑いくらい!
明日もおまつりが続くのでまだまだ盛り上がりそうですね😆 pic.twitter.com/LXHSx5bGjt
富士山本宮浅間大社で開催の富士宮まつりにて。
— 静岡のわーたん (@bian_you78630) November 5, 2024
富士まつりで買った、サイダーかんを発見!富士市では学校給食メニューとして出ています。寒天と三ツ矢サイダー入りでシュワシュワ〜して美味しいです。#静岡県富士宮市#富士山本宮浅間大社#富士宮まつり#サイダーかん#給食メニュー#秋宮2024 pic.twitter.com/YLB7JuO8s3
富士宮まつり2025のアクセス
- 最寄駅:JR身延線「富士宮駅」から徒歩約10分
- 新幹線利用時:東海道新幹線「新富士駅」下車→富士宮駅までバスまたはタクシーで約30分
※会場周辺は期間中、特に11月4日に交通規制が厳しくなるため、電車+徒歩でのアクセスが最もおすすめです。
富士宮まつり2025の駐車場
2025年も「城山公園」や「東小学校」の臨時駐車場は使用不可と公式に発表されており、専用の臨時駐車場の設置予定は明記されていません。
- 神田川観光駐車場(市内中心部/観光バス対応あり)
- 市役所前駐車場(早い時間帯に満車の可能性あり)
※いずれも台数に限りがあるため、できるだけ公共交通機関の利用が安全です。
富士宮まつり2025の混雑状況
- 混雑のピーク:11月4日の本宮(特に16時以降)
- 混雑回避のコツ:
- 朝の時間帯に到着し、境内や通りを先に見ておく
- 宵宮(3日夜)も比較的観覧しやすくおすすめ
- 裏通りや広場を利用して人の流れを避ける
特に子連れや年配の方は、境内や広場などスペースに余裕のある場所を拠点にするのが安心です。
富士宮まつりの歴史
このお祭りの原点は、富士山本宮浅間大社で古くから行われてきた秋の例大祭にあります。
江戸時代末期に町内ごとの山車や屋台の引き回しが始まり、現在では20区が参加。
富士宮囃子と呼ばれる伝統のお囃子は、道が狭かった時代に山車の進路を囃子の優劣で決めた実用的な慣習が起源とされ、いまでは見どころとして残っています。
「富士宮囃子」は1995年に静岡県の無形民俗文化財にも指定されており、地域の誇りとして大切に受け継がれています。
まとめ
富士宮まつり2025は、山車と屋台の豪華な引き廻し、熱気あふれる喧嘩囃子、そして夜の幻想的な提灯の明かりと、三拍子揃った伝統のお祭りです。
浅間大社を中心に展開されるこのお祭りは、富士山のふもとならではの神聖さと熱気が共存する特別な3日間。
初めて訪れる方もリピーターも、きっと忘れられない体験になることでしょう。
屋台グルメや周辺観光も充実しているので、ぜひ秋の富士宮を満喫してみてください!

