360年以上の歴史を誇る富山県射水市の「新湊曳山まつり」。
昼は色鮮やかな花山、夜は無数の提灯が灯る提灯山へ――13基の曳山が放生津八幡宮と新湊の町なかを勇壮に巡行します。
この記事では、2025年の開催概要・見どころ・屋台情報・アクセス/駐車場・混雑回避のコツまで、はじめての方でも安心して楽しめるように実用情報をぎゅっとまとめました。
写真映えする湊橋・東橋・内川沿いのベストスポットも要チェックです。
新湊曳山まつり2025の開催概要
新湊曳山まつり2025の開催概要は以下のとおりです。
- 開催日:2025年10月1日(水) ※毎年同日開催
- 時間:花山 9:00〜16:00頃/提灯山 17:30〜22:00頃(予定)
- 会場:富山県射水市 新湊地区(放生津・新湊の各曳山町内一円)/拠点:放生津八幡宮(射水市八幡町2-2-27)
- 曳山数:13基(町ごとに異なる意匠)
- 主な見どころ例:放生津八幡宮での発輿、湊橋のクランク、東橋と内川の水鏡、クロスベイ新湊での勢揃い
- 文化指定:「放生津八幡宮祭の曳山・築山行事」として2021年に国の重要無形民俗文化財に指定
- 翌日の行事:10月2日(木)に「築山行事」を実施。例年、露店営業が続くケースもあるが、最新情報は直前に要確認
- 公式サイト:新湊曳山祭 | 射水市公式観光サイト
射水市の3つの曳山まつりが開催🔥
— 射水市観光協会【公式】 (@imizu_kanko) September 19, 2025
\ 精巧なからくり人形と勇壮な木遣り /
9.23 海老江曳山まつり
\ 県内最多13基!絢爛豪華な曳山が港町を曳き廻す /
10.1 新湊曳山まつり
\ 大門大橋を一斉に渡る“橋渡し”/
10.12 大門曳山まつり
詳細は特設サイトをチェック☑︎https://t.co/pBVbNdxuvT pic.twitter.com/HC3huw34sN
新湊曳山まつり2025の見どころ
昼は「花山」—豪華絢爛な装飾
金箔・彫金・絹幕などが施された山車が並びます。
特に放生津八幡宮前は発輿や整列で賑わい、撮影にもおすすめです。
今日の新湊人活動は、新湊曳山まつり。
— カレー探偵 やみちゃん@イミズスタン・アンバサダー (@yamichan_toyama) October 1, 2023
あ イヤサー!
イヤサー!
イヤサー!
イヤサー!
放生津八幡宮の秋季例大祭の一つで、国指定重要無形民俗文化財。
曳山は県内最多の13基で、昼は「花山」。
創始の年代の曳山が順列を連ね、狭い街角を急曲がりするときの勇壮さたるや。#新湊曳山祭り pic.twitter.com/4PPVrhvNnw
夜は「提灯山」—光の幻想行列
数百の提灯を灯した曳山が内川沿いを進む姿は圧巻。
水面に映る「東橋」「湊橋」の景観は“日本のベニス”と称されます。
新湊曳山まつりライブ配信をご覧ください‼️ pic.twitter.com/xLX8Ak21Vw
— iCN@射水ケーブルネットワーク株式会社 (@imizucatv) October 1, 2022
迫力の「クランク」通過
湊橋での急カーブを大勢で掛け声とともに押し回すシーンは大迫力。
鑑賞マナーを守って安全に楽しみましょう。
クロスベイ新湊での勢揃い
13基が一堂に会する年もあり、花山から提灯山への付け替え作業も見どころです。
新湊「曳山まつり」
— やまのじ (@yamanojieps) October 1, 2022
クロスベイ新湊。
まもなく提灯が点灯する模様。 pic.twitter.com/dJ8QBdMRcP
細部に宿る工芸美と“からくり”
車輪や金具、幕、からくり人形など、町ごとの職人技が光ります。
川の駅新湊には常設展示もあり、予習にぴったりです。
新湊曳山まつり2025の屋台出店情報
- 主な出店エリア:放生津八幡宮の境内・参道、周辺の大通り。内川沿いや巡行ルート沿いにも点在
- 出店ジャンル:たこ焼き・焼きそば・からあげ・りんご飴などの定番に加え、白えびやホタルイカなど地元の海の幸系が登場することも
- 営業時間の目安:午前から夜の提灯山終了近くまで。ただし店舗により異なる
- 翌日の築山行事:例年、2日目も露店が営業しているケースあり
- 支払い方法:現金が基本。電子決済は一部店舗のみ対応の可能性があるため、小銭の用意が安心
新湊曳山まつり、人ハンパない
— 富山にこられま (@toyamani_k) October 1, 2023
富山県民が全員おる pic.twitter.com/hzbYz3aKrC
新湊曳山まつり2025のアクセス
- 鉄道・バス
- 富山駅 ⇄ 新湊方面:無料臨時バス(10/1限定)運行予定
- 小杉駅 ⇄ 新湊方面:無料臨時バス(例年少数便)
- あいの風とやま鉄道「小杉駅」→ コミュニティバス「きときとバス」利用可
- 万葉線(高岡駅〜新湊):曳山巡行エリアの各駅が最寄り。例年、復路無料券の配布がある
- 車
- 北陸道 小杉ICから約20分/富山西ICからもアクセス可
- 会場周辺は交通規制あり。海王丸パークの無料駐車場+シャトルバス利用が基本
新湊曳山まつり2025の駐車場
- 一般用駐車場:海王丸パーク周辺(無料開放)
- シャトルバスが9:00〜22:00頃、10分間隔で運行(所要約5分)
- 関係者・障がい者用:東漁港駐車場や高周波文化ホール
新湊曳山まつり2025の混雑状況
- ピーク:
- 花山:午前〜正午の放生津八幡宮前、湊橋周辺
- 提灯山:17:30〜20:30頃の湊橋・東橋・クロスベイ新湊は例年大混雑
- 回避のコツ:
- 花山は午前中に鑑賞・撮影を済ませる
- 提灯山はメイン導線を避け、内川北側の細道からも鑑賞可能
- クランクは短時間で見て移動する“点描方式”が快適
- 屋台は日中に確保し、夜は移動を最小限に
新湊曳山まつりの歴史
- 起源:最古とされる古新町の一番山は1650年(慶安3年)に創始と伝わる。
- 曳山数の確立:江戸後期の1862年(文久2年)には現在の13基が揃った記録が残る。
- 信仰との関わり:放生津八幡宮の秋季例大祭として発展し、海の安全や豊漁を祈願する祭礼として受け継がれる。
- 文化財指定:昭和43年に市指定、平成26年に県指定無形民俗文化財、令和3年(2021年)には国の重要無形民俗文化財に指定。
- 現代的展開:映画『人生の約束』(2016年公開)をきっかけに全国的に注目。クロスベイ新湊での勢揃いやライトアップなど、現代的な魅せ方も加わり続けている。
まとめ
新湊曳山まつりは、13基の曳山が昼は「花山」、夜は「提灯山」へと姿を変え、放生津八幡宮から内川・湊橋を中心に町を巡る射水の秋の一大行事です。
2025年は10月1日(水)に開催。アクセスは海王丸パーク駐車+無料シャトル、公共交通は臨時バスや万葉線が便利です。
湊橋・東橋・クロスベイ新湊を軸に、人出ピークを外して動けば快適に堪能できます。
翌日の築山行事や露店継続の可能性もあり、2日間にわたって秋の新湊を満喫できるでしょう。